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身支度(整容動作)を楽に行うために役立つ道具

清容動作とは

生活習慣は人それぞれ。髭剃りや歯磨きをしたり、顔を洗ったり、髪の毛を整えたりと身だしなみを整える動作は、生活の質を上げるためにとても重要な動作になります。

整髪動作が楽にできる道具

”整髪”は手で道具を握る動作と、腕を上げる動作が必要になる動きです。そのどちらかが、行いづらいなら、動作が行いやすいように道具に頼ってみましょう。

髪を整える = ブラシ(櫛)を握る + 腕を上げ下げする

ブラシ(櫛)が握りにくい時は持ち手を軽く太くしてみましょう

ブラシ(櫛)の形状は様々ですが好みは分かれます。一番簡単なのは、ブラシ(櫛)の持ち手を太くする事です。

ぐるぐるグリップは、握りたいものの太さを握りやすい太さにする道具です。軽くて、スポンジマットのような材質です。

握る部分にくるくる巻いてみましょう。汚れても洗える材質なので衛生的で便利です。

シリコングリップも似ていますが、材質が違います。材質がシリコン製なので食洗機にも対応しています。

ぐるぐるグリップよりは、手当たりがやや硬めになりますが、それぞれの好みになるのかもしれません。

手が頭に届かなかったら、長い持ち手がついたブラシ(櫛)もあります。

肘が曲がりにくかったり、腕が頭上まで上がりにくかったら、持ち手が長いブラシや櫛を使うと、整髪動作がより楽になります。

バナナカーブブラシは、先端から持ち手の下の輪っかまで50センチの長さがあります。また、持ち手は、空洞でメッシュになっているので、比較的軽い作りです。

バナナカーブヘアブラシ

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ドライヤーがかけづらかったら、ドライヤーを固定してみましょう

ドライヤーって、ずっと片手で持って使うと結構重たいものです。そんな時に助かるのがドライヤースタンドです。ドライヤーを固定しくれるので、楽に髪の毛を乾かしやすくなります。

歯磨きが楽に行いやすくなる道具

歯磨き動作は、腕の角度だけではなく、手首の動きや、指の動き全てを使う動作。だから、難しい!のです

歯ブラシは、毛が片面にだけついているのが一般的ですが、それだと、自分の手の動きを頑張らないと行いづらいのです。

そんなとき、この360度ブラシの歯ブラシなら、色々な角度で歯に当たるから便利です。もちろん、電動歯ブラシは便利ですが、電動歯ブラシが苦手だという方もいらっしゃるので商品のご紹介です。

洗顔動作に便利な道具

手でお湯(水)を掬いにくいなら、使い捨てのウェットシートもアリかも。

洗顔は、顔を清潔に保つためにも、必要な動作の一つ。しかし、肩が上がらないことや、指をうまく動かせない等で水が掬えなかったりすることもあると思います。それなら、洗顔シート等、ウェットシートを使うのも手です。片手で顔全体が拭けます。

ラクイック ふくだけ洗顔水シート 50枚入

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もちろん、タオルをぬらして絞って顔を拭くというのも良い方法です。

しかし、両手がうまく使えない時に、「タオルを絞る」という動作は、なかなか困難を極めます。

使い捨てだと、手軽さがメリットになります。種類によっては、化粧水まで入っているものもあるので、おすすめです。インターネットで購入する際は、まとめ買いだと送料無料になる場合もあります。

髭剃り動作は3in1のシェーバーで楽になる

コンパクトなシェーバーは、小さいが故に腕を更に上まであげないと剃りたい部分に刃の部分が届きにくく、長いシェーバーは、重さが気になるということがあるかもしれません。

シェーバーに関して、それぞれの好みがあると思うのですが、剃り刃の部分が横一列のものや、ヘッドが丸だけのものだと、握りながらも、肌に当たる部分の角度の調整が、複雑なため、肘から手にかけて動かしにくい方には操作が困難かと思います。

そんな時、3つの刃の部分が違う角度のシェーバーがあると便利ですです。これにより、剃り刃の部分が横一列のものや、ヘッドが丸だけのシェーバーよりは、手首を動かす頻度が少なく髭剃りが可能になります。

爪切り動作が怖くなく安全にできる道具

通常の爪切りが持ちにくいなら持ち手の面が広いものや台付が便利

指の変形等があると、通常の縦長の「爪切り」ってちょっと持ちにくい方がいらっしゃいます。そんな時に、握りやすい「面の広い」持ち手がある爪切りがおすすめ。

コレなら、爪を切る時力を入れても、爪切り自体が横にくるっと倒れてしまう(手指変形がある方は時々訴えてこられていました)ことなく、力が伝わりやすくなります。

台がついた爪切りを机に固定してしまうのも良いかもしれません。らくらく台付き爪切りは、木の板の裏に吸盤がついていて、机等に張り付くシステムになっています。

また、吸盤で台ごと回転することができるため、色々な角度に持っていくことができます。

爪は切らなくても電動で少しずつ削る方法もある

爪切りは、加齢とともに苦手になる清容動作の一つになります。爪切りを使えても、爪切りに入れる爪がよく見えないのです。そのため、深爪になったり、爪が切れていなかったりします。特に、体が曲げにくい場合、足指の爪切りが苦手になることが多いです。そんな時は、爪は削りましょう

プロテクター付きの電動爪切り機は、赤ちゃんの爪も削れるくらい、爪周囲のお肌にも優しい商品です。

切ったほうが早い感じもしますが、爪先が爪切りにどのくらいの深さで入っているのか分からないまま切ってしまうのは、恐怖そのものです。その点、少しずつ削れる方が安全です。

麻痺などがある場合にワンハンドで爪切りできる自助具

ワンハンド爪切りは、麻痺がある手でも爪切りが可能な商品です。下に押し込むようにすることで、爪切りの歯が閉じる仕組みになっています。慣れは必要かもしれませんが、「自分でできる」ことを維持できる商品です。

頼る人もいなくて、道具もうまく使いこなせない場合は、お店に頼ってみてもいいのかも

リウマチの患者様や、腰や股関節が曲がりにくい患者様に足の爪が切れないという悩みを数々いただいていました。

自身で、足指の爪を切るというのは本当に難しいのです。また、機材はあっても、見えにくいと切る行為が怖いという声もありました。

こんな時は、足指専門の爪切り屋さんがあります。そんなお店を頼ってみてもいいのかもしれません。

こちらのお店、なんと「出張ケア」もあります。

爪切り屋 足楽(足の爪切り専門店)|日本橋三越前店・人形町店・神田神保町店・横浜白楽店・大阪天神橋店・京都御池店
日本橋・千代田区・横浜市・大阪市北区・京都市中京区の爪切り屋 足楽(あしらく)では、硬い爪、厚い爪、巻き爪、くい込んだ爪、変形した爪、切りにくいなど、意外と苦労されている足の爪切りをスッキリ、サッパリと解決し、足の健康を守ります。

靴着脱動作が安全に楽にできる道具

長い靴べらでかがまなくても楽に靴が履ける

腰が曲がらなくて、腕が伸びにくくて靴が履きにくい場合には、通常よりも更に長い取手のついた「靴べら」がおすすめです。

スーパーロングエッテは全長が80cmで、通常の靴べらよりも約30cmも長いので、かがまずに使用することができます。

「靴が脱ぎにくい」と感じたらかがまなくても踵を抑えてくれる商品で楽に安全に!

また、こちらの商品だと「踵が脱ぎにくい」という場合にも、対応している商品です。

上の方が、靴べらになっているので、ひっくり返して下にして使うことで、靴を履く動作が行いやすくなります。脱ぐ時は、U字の部分を自身の靴の踵に当てることで脱ぎやすくなります。

もし、取手が握りにくいということであれば、このページの最初の方でご紹介している「くるくるグリップ」を巻いてみましょう。握りやすさが実感できます。

靴下を履くのが大変ならちょっと緩めの靴下もある

むくみや、関節の変形などにより、通常よりもかなりゆっくりした靴下です。特にこの「やさしい くつ下(日本エンゼル製)」のものは、患者さんによく勧めました。実際に勤務先の病院の売店でも販売していたものです。

リウマチの患者様とかは靴下の締め付けがとても苦痛になります。そんな時に、この靴下は履き口がとってもゆるくて履きやすいのです。

→自助具で紹介するソックスエイド(靴下を履く道具)という商品があります。そちらの道具にも履き口が広く緩いため、他のソックスより入れやすいです。

色も豊富で、このほかにもベージュやグレー、茶色などあるので、年代も問わずに着用がしやすい靴下です。

そしてもう一つ。あゆみが作った日本の靴下”のびのび”は、縫い目が外にあり、踵がない靴下なので、どちらの方向からでも履ける靴下です。

あゆみというと、リハビリシューズを作っているメーカーでです。

靴下が履きにくい方は、最初にご紹介しているやさしいくつ下(日本エンゼル製)の方が、短いので履きやすいかもしれません。ただ、「足が冷えてたまらない!」という方は、長めのあゆみが作った日本の靴下(のびのび)も良いのではないかなと思います。

いろいろ紹介されたけれどやりにくい日常生活動作はまだあるの!

という方が実は多数いらっしゃるんじゃないかなと思っています。今後、日常生活動作に役立つ方法やアイデア、自助具を記載していく予定です。

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