この記事のリンクには広告が含まれています

松葉杖の選び方!おすすめランキング5選

松葉杖とは

松葉杖は、骨折などで足に体重がかけられなくなったけど移動しなければならない時に使用する杖です。両手で松葉杖を持ち、片足を浮かせてジャンプするようにして移動している若い人も良く見かけます。また、片方で松葉杖を持ち足をかばいながら歩く姿もイメージしやすいですね。

松葉杖に適している人

松葉杖は杖の中でも本体が大きい杖なので、扱いには比較的高い身体能力が必要になります。例えば椅子に座りたい時には足をかばいつつ、杖も横に置かないといけません。また、片足を浮かせながら両方の松葉杖を使用するためには高いバランス能力が必要になります。

これらのことを考えると、バランス能力が保たれている人が松葉杖を使うのに適した人であると言えます。

松葉杖の使い方

有栖川整形外科さんの動画がわかりやすく解説してくれています。これを見ると一通りの使い方はマスターできます。

ですが特に注意して欲しいところを文章でも書かせていただきます。

脇に当てながら体重を支えるのはNG

脇で支えて使うというイメージをお持ちの方は多いのですが、脇には神経が通っていて圧迫してしまうとしびれや痛みの原因になります。実際は体幹と腕で松葉杖の上部のパッドを挟みます。挟んだ状態で肘を伸ばして体重を支えいます。

足が少しでも接地できるならかなり楽

怪我した方の足を完全に浮かせながら歩くのは大変です。私も高校のときに経験しましたが、若かりしあの頃でもへとへとでした。怪我からしばらく経つと医師から体重を少しずつ乗せる許可がでますので、少しでも足がつけると腕はかなり楽になりますし、バランス面でも転倒の危険性は減ります。

先生はレントゲンで荷重を判断されますので、よく確認しておきましょう。

階段昇降は順番が命

別の記事にも書いていますが杖を使用しながらの階段昇降は順番がとても大事です。具体的には

  • 昇り:痛くない方の足→痛い方の足
  • 降り:痛い方の足→痛くない方の足

です。詳しくは下の記事を御覧ください。

階段や段差を安全に昇降するための方法や役立つトレーニング

松葉杖の選び方

松葉杖の購入を検討すべきケース

松葉杖はレンタルすることも可能です。病院で貸してくれる場合もありますが、各社貸出をしており自分で手配をするか、購入するかを決めなくてはならない場合もあります。それを決めるポイントはいくつかあります。

コスト面ー数ヶ月も使う場合は買ったほうが安いかもしれない

松葉杖を購入する場合、安ければ4000円前後でちゃんとしたものを購入することができます。レンタルの場合は、1000〜1500円/1ヶ月 といった相場が多いです。先述しましたが病院で借りられる場合もあります。ということはもしも1ヶ月しか使わないのであれば有料だとしても借りた方が安いことになります。逆に3ヶ月程度の使用であれば買ったほうが安いかもしません。今後何ヶ月程度の使用になるのかを医師に確認して決めましょう。


衛生面ー人と共有して使いたくない場合は購入を検討する

他人と杖を共有することに抵抗がある方は、言わずもがな購入したほうが良いです。

購入した場合の処分

ゴミも優良な時代、松葉杖を使わなくなった際の処分方法が気になりますよね。個人的には寄付が一番良いかなと思います。多くの病院やクリニックでは快く引き取ってもらえるかと思います。

【重要】対応している身長で決める

もし松葉杖を購入することを決めたら、一番注意すべきことはサイズです。最も確実なのは病院の売店などで購入し、セラピストに高さを確認してもらうことです。ネットで購入したい場合は適応身長を間違えないように注意してください。S・M・Lサイズといったラインナップのメーカーが多いです。

後ほども紹介しますが、タケトラの松葉杖の場合の適応身長は以下の様になっています。メーカー各社のHPや電話などで確認すると確実です。


素材の硬さで選ぶ

松葉杖は足にかけられない体重を腕や手にかけることになります。脇に近い部分と手で握る部分の2箇所にパッドがありますが、ここの硬さは結構重要です。プラスチックのような硬い素材だと豆ができやすくなったり、握り手が太すぎると握りにくかったります。

コストで決める

どんな機器でもそうですが、利便性や機能面が高くなるとお値段も高くなる傾向です。多少不便であってもコスパが良いものであれば2本で4000円前後、高いものであれば2本で15000円程度のものが一般的です。

高さ調節のやりやすさで決める

松葉杖の機能と言えば、高さ調節のやりやすさがあります。ワンタッチで高さを変えられるものや、長ねじを全部外さないと変えられないものもあります。個人的には一回高さを決めればあまり変えることはないので、そこまで重要なポイントではないかもしれません。

デザインで決める

松葉杖のデザインバリエーションはさほど多くありませんが、全体的に黒いものや少し変わった形状のものもあります。

\デザイン色々/

松葉杖のおすすめランキング5選

必ず身長に対応しているものを選ぶようにしてください。

日進医療器 松葉杖 合わせてパッチン TY-156 TY156

日進医療器の松葉杖”合わせてパッチン”はが他の松葉杖と異なるところは、高さ調節の楽さです。松葉杖は高さを調節する箇所が2つありますが、どちらも簡単に調節できるのが特徴です。特に手で握る部分の高さ調節はネジ式になっているのが多い中で、こちらはレバーを外し、ストッパーを押し込むだけで高さ調節ができます。ただ、1本で5400円となっており、少し高価なってしまうのが難点です。

竹虎 タケトラクラッチ(2本1組)

コスパ重視なら竹虎 タケトラクラッチがオススメです。こちらは2本で4000円前後とお求めやすくなっています。ただし、握り手の高さを変えるにはネジをずべて外す必要があるので、1位の日進医療器の松葉杖に比べると面倒です。ただ、一般的に握りての高さは病院で行ってもらうことも多く、一度設定すると頻繁に変えるようなものでもないのでその点はあまり心配はいらないかもしません。握り手が日進医療器のものに比べると太く硬いので少し握りにくいと感じるかもしれません。

アルミ製軽量松葉杖(2本1組)黒

松葉杖には珍しいブラックがかっこいい松葉杖です。少しでもフォーマルに決めたい方には向いています。価格は2本で9000円台と、2位の竹虎に比べると若干高いです。また、握り手が上位の2つに比べると硬いのが難点。柔らかいスポンジなどを挟むとましかもしれませんが、面倒なのは否めません。少しでも足が地面に設置できるのであれば、手にかかる負担も軽めで済むので握り手の硬さも気にならないかもしれません。

折りたたみ松葉杖 ミレニアル・プロ

スタイリッシュでなんと折り畳める松葉杖です。正直私(PT)も実際に見たことはありません。折りたたむ必要性がある人にとっては最適な松葉杖です。ただ、T字杖ならともかく松葉杖をたたむメリットはあまりないように感じます。コストも30000円超えてしまうので、例えば長い年月使う必要があるけど、そこまで手で支える必要のない、といった人には向いているかもしれません。コストを気にせずにスタイリッシュさを求める人にもおすすめです。

松葉杖(木製) 大 MY-1128

昔ながらの気の松葉杖です。木製が大好きで木製をどうしても使いたい方には向いていますが、それ意外でおすすめできるところはあまりないかもしれません。握り手の部分は木製なので硬く、高さの設定は2箇所ともに面倒です。値段的にも2位の竹虎よりも高い場合もあるので、メリットは少なめです。

番外編 手が自由に使えるiWALKFree

足首だけの骨折ならアイウォークフリー iWALKFreeという歩行補助具もおすすめです。これは厳密には杖かどうかわからないので番外編としています。


両手が空くので本当に便利ですね。繰り返しになりますが、足首周辺の怪我や骨折に限ります。スネやひざ、股関節の怪我には使用できません。足首に使う場合も担当医師とよく相談してください。もし許可が出れば松葉杖よりはかなり楽かと思います。27000円程度するので高価なのかデメリットです。

松葉杖をレンタルしたい場合の業者

自分でレンタル手配をしなければならない場合の参考にしてください。

フランスベッド

ダスキン

ヤマシタ

大手3者のレンタル情報です、3社の中ではフランスベッドが一番安価なようです。(1ヶ月1000円前後)親切に教えてくれるのでお気軽に電話してみてください。